Shior Bass Kai-B4,B5

Aug 8.2021

『コンセプトは弾き手のエネルギーを忠実にアウトプットする事。』

Shior Bass Kai-B4,B5

基本配線材は18AWG。5弦ベースの最低音まで音程をしっかりと認識できる事、、、。
プレイヤーのタッチを誠実に伝える事を念頭に作られた木部とアッセンブリーです。
ベースアンプのスピーカーは15インチから8インチなど様々です。
聴こえる主軸となる周波数帯はスピーカーのインチサイズにより異なります。
しかし、ベースの場合はラインの信号がPAにも送られる場合がほとんど、、、。
プリアンプ付もしくは無し。どちらにせよラインの信号はとてもとてもシビアです。
ライブでもレコーディングの時でも
近年はイヤモニ環境も多く、、、。
本当にベースの音は最重要。

多くのプレーヤー、エンジニアはノイズに疑問を持ちます。
「何故こんなにノイズが???」
もちろんアンプ、エフェクターなど電源の極性を合わせる、
しっかりとグランドを落とす事は最低限の必須項目です。
Shiorはできる限りのノイズ対策をしています。
何故なら対策、除去しないとせっかくのプリアンプの意味が無いからです。
プリアンプに入る信号にノイズが混入していた場合
プリアンプ部でそのノイズも増幅されてしまうからです。
近年、PCでのプライベートレコーディング、リハーサルスタジオどんな時でも
電磁波、外来ノイズの影響を受けやすい環境にあります。
是非、アンプから出る音とラインの音と聴いて頂けたら幸いです。
プリアンプ部はTrue Bypass仕様でバッファとしても機能します。
Hi、Mid、Low の3バンド。Midはサブ・ボリューム的な機能も持ちます。
ポイント・トゥ・ポイントのハンド・ワイヤード
プリント基板の物と一味も二味も音像の大きさ濃度が違います。
こだわり抜いたパーツ、アイソレーション化された信号。
ホット、コールド、シールド(グランド)が分離結線されているので
将来的に様々な可能性を含んでいます。ステレオ・ジャックでバランスアウトも可能です。
もちろんプリアンプOFF時の音も絶品です。
メイン・ボリューム、バランサー 、マスター・トーンの各ポットの精度は
独自に開発された結線方式で、抵抗値の誤差は±2%以内。
現在、入手可能なポットの誤差は20~10%の物がほとんどです。
Shiorの精度の高さは各部に感じることが出来ます。
34インチスケールでありながら、35インチにも勝るとも劣らない低音の安定感。
腰のあるネック、美しい木取りと
とても微調整しやすいプレーヤーに親切なトラスロッド。
それはプレイヤーの感性とエネルギーを忠実にアウトプットします。
日本の四季折々の変化に対応する、とても精度の高い楽器を
自信を持って世界に送り出します。
信州松本のヤマ楽器からよろしくどうぞ。

(文 清水ひろたか)